20050424
でじたけ流 教育論第248回

248 差別と区別


5歳児の世間は・・・狭い。

幼稚園年長組になった次男が
カミさんに、こんな質問をしたらしい。

「結婚・・・って、
 男同士ではできないんでしょ?」

「そうよ」と答えると・・・

「じゃあ、俺はお姉ちゃんとかよー」
・・・と、頭を抱えたとか。

次男は私に似て、か
女の人が・・・苦手。

苦手が乗じて男尊女卑の傾向さえあって、
同じクラスでも女友達の話は聞かないし、
小3の長女といつもケンカばかりしている。

最も・・・
恥ずかしさの裏返しと言えなくもないけど、ね。

男女差別はよくない、と私も思う。
だけど・・・区別は必要だと思ってる。

まったく同じだったら
性別が違う意味がないからね。

例えば、苦しい時や忙しい時・・・

女の人は誰かにそばにいてほしい
・・・と思うらしいが、
男の私は決してそうは思わない。
むしろ一人にしておいてほしい。

こちらが話しかけたい時、
話しかける相手がいないのは淋しいものだが、
何かを真剣に考え悩んでいる時には
どんなに親密な間柄の相手であっても
雑音に聞こえてしまう。

気分転換なんて、できないんだ。
その山を越えるまではね。

また、それくらいでないと・・・
男の仕事は成り立たないと思う。

どちらが、いい悪いではなく
そういうもんじゃないかな・・・
だから区別しないと、
悪気はなくても、つまらないケンカに発展する。

チャップリンは生涯に4度の結婚をしたが、
最初の3人は、みんな
チャップリンが作品づくりに没頭すると
まるで自分が無視されたように怒ったらしい。

4人目の奥さんは父親が小説家で
芸術家はそういうものだと知っていたから
同じような場面でも、まったく怒らなかった。

そこまで言うなら・・・
チャップリンくらいの偉業を成し遂げてみろと
言われそうだけど、ね。


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