20041107
でじたけ流 教育論

第225回
分との約束をらせろ!


先週・・・
小学5年の長男は“負けたら丸坊主”をかけた
剣道の試合にのぞんだ。

毎朝の素振りは、すでに
連日1,000日を軽く越えているとはいえ・・・
試合では、まだ一勝も上げたことがない。

今回こそは覚悟を決めて
集中力で一勝くらい何とかせよ、
・・・ということで
試合前から、かなり気合は入っていた。

そして試合開始。

これまでにない攻めを見せるものの
一本が決まらない。

加えて勢いのある攻めも
結局はワンパターンで
相手に見切られてしまう。

結果は・・・一回戦負け。

号泣しながら戻って来る長男。

周囲の人たちは
「それくらい悔しいがれるなら
 次は大丈夫」などと励ますが・・・
何のことはない。
長男にしてみれば、丸坊主が嫌なだけ。

善戦しようが何だろうが負けは負け。

その夜・・・
父親愛用の電動バリカンが
容赦なく長男を丸坊主にした。

つき合いのいい次男も
何故か一緒に丸坊主に・・・!

スキンヘッドの親父の前で
丸坊主が恥ずかしいとは
口が裂けても言えまい。

何もそこまで・・・
と思う人もいるかもしれないが
これが我が家のやり方だ。

負けたら丸坊主になる、と決めたのも本人なら
負けたのも本人である。

確かに学生の頃は・・・
結果は二の次でも
とにかく頑張るのことが大切、
・・・というところはある。

しかし、
学校教育がそうだとしたら
家では別なことを教えないとね。

仕事となれば結果がすべて。
それを知らずに大人をしている輩が
何と多いことか・・・!

何のプロになるにせよ、
まず大人としてプロになれなければ
何もできない。

その厳しさを教える
絶好のチャンスであった。

次の日・・・
半分いじけたまま学校へ行った長男だが
戻ってくるといつもの笑顔。

丸坊主がカッコいいと言われて
ちょっと得意顔だ。

親が心配するほど子供はヤワじゃない。
ヤワに扱うから、ヤワになる。


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