20040829
でじたけ流 教育論

第215回
の遊び、の遊び


夏休みも、ようやく終わり。
まだ8月は30日、31日と残っているが
学校は30日から。

何でそんな中途半端な・・・
と思ったら、
その分を9月の連休に使って
秋休みを作る、とか。

親が休めればいいけど・・・はたして。

さて・・・
うちには二男一女がいるわけだが、
育っていけばいくほど
やはり「男」と「女」には違いを感じる。

これは何も
自分が子供を持たなくてもわかることで
子供時代を思い出してみると・・・

子供はミニカーとか、人形とか
小さな自分より
さらに小さなオモチャで遊ぶことが多いが、
同じミニチュアでも
その扱い方がまったく違うことに気づく。

女の子の遊びの定番と言えば
やはり・・・ママゴト。

ママゴトはまったく現実的な日常を
大人になったつもりで演じる遊びだ。

だからママゴトでのセリフは
自分の母親の口癖だったりして
聞いていると親の方が恥ずかしくなったりする。

対して男の子の遊びは
ミニカーやプラモデルを使った
戦争ごっこだったりする。

戦争が現実的な日常であっては
もちろん困るわけだが・・・

よく聞いていると
ロケットや飛行機を手に持って飛ばす時には
「キューン」とか・・・
ミニカーや戦車がクラッシュする時には
「ドドーン」とか・・・
男の子は遊ぶときに
たいてい効果音を呟いてる。

目の前にあるのは
たとえチンケなオマケのロケットでも
頭の中には巨大ロケットが
火を噴くところを想像しているから
思わず効果音をつけて
臨場感を出さずにはいられない。

つまり・・・
男の子は空想の中で遊んでいる。

女性の現実的な傾向と・・・
よくいえばロマンチスト、
悪くいえば夢想家な男性の傾向は・・・
大人になっても、そう変わりはない。

もともと、そういうもんだ
・・・ということを前提に置かないと
お互いに欠けているところばかり見えてきて、
しまいには嫌になる。

自分にないものを
相手が持っている・・・
そう考えられるのが円満家庭の秘訣。

夫婦の間も
親子の間も・・・。

人間関係は
みんなそうかもしれない。

自分とまったく同じ
価値観と能力を持っている、
そんな相手がいたら・・・
どちらかの居場所はなくなってしまうから
それこそ戦争になってしまうよ。


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