20030413
でじたけ流 教育論

第143回
せはがしい


久しぶりに平日ちょと寝坊した。
寝坊・・・というより
明け方寝たからなんだけど。

ふと目を覚ますと、やけに静かだ。

やがて、カミさんが部屋に入ってきた。
・・・が、何かが違う。

そうだ!
子どもたちが誰ひとりいない。

3歳の次男が幼稚園に入って・・・
この時間、子どもはみんないないんだ。

こんな雰囲気って・・・何年ぶりだろう。

そういえば、
ようやく寝入るというところへ
小学生になった長女がやってきて・・・
何やらガタガタやってたな。

次男を起こしにきたらしい。

今までだったら・・・
起きたら、かえって面倒な次男は
長男と長女が出かけるまで
寝かしておいたものだったけど・・・
次男も幼稚園バスに乗らなきゃならないんで
気を利かせた長女が起こしにきたんだ。

「ほらほら、朝ですよ。
 早くしないとバスが来ちゃうわよ」

カミさん、そっくりな口調。
つい、この間まで
自分が毎朝言われていたセリフだ。

よく・・・
息子は母親に似て
娘は父親に似るなんて言うよね。

性格的にそういうところはあるかもしれないが
容姿や口調は、同性の親・・・そのものだ。

長男の意地悪に口調は
確かに、私に似ているし、ね。

夜遅く・・・
あるいは明け方まで仕事をすることが多い私は
朝になると
カミさんや子供たちのあわただしい声に起こされて
半分、寝たまま、それを聞いている。

ボーッとした頭で
やかましいなぁ、と思いつつ・・・

きっと、自分が年をとって
畳の上で死ねるとしたら・・・
そんな時にも、こんな状態で
あるいは、子供たちが幼かった今の時代のことを
懐かしく思い出しているんじゃないかと
・・・いつも思うんだ。

それは、今が幸せだ・・・
ということなんだろう。
でも、グッスリ寝たいけど。

そうこうしているうちに・・・今日、
もう41歳になっちゃった。


でじたけ流 教育論

[ BacknumberBBS 御意見番 ]