20030406
でじたけ流 教育論

第142回
めでたい


このところ、すっかり夜型になっている。

何だか先週も同じような話をした気がするけど・・・

事務所に出るのは、だいたい昼頃。
着いたら、すぐに会社の奴とメシに出て
打ち合わせをしながら昼食。

夜、8時くらいまで電話や打ち合わせに追われて・・・
帰宅して晩飯を食ったら
子供たちと一緒に、ふざけ合いながら9時過ぎに一度寝る。

子供たちが寝静まった10時半起きて
スポーツクラブのプールへ。

1時間ほど泳いで、サウナに入って深夜0時。
それから会社か、自宅の仕事場で
夜明けまで仕事をする。

・・・で、春休みだから
寝たとたんに起これされてしまうことも、しばしば。

子供たちにとってみれば
自分たちと一緒に寝たはずの父親が
自分たちが起きてからも、まだ寝ている姿は
ずいぶん寝坊に見えるらしい。

書く仕事が多いと、どうしても夜型になる。
深夜の方が静かで・・・
集中力が増すような気がするんだよね。

そんな中・・・
やっぱり、この時間帯に久しぶりで短い物語を書いた。

広告やマニュアルの原稿を書くのは仕事だけど、
「売り物」として物語を書くチャンスは、まずない。

映画のシナリオに興味のあった私は
「仕事並み」の神経をつかったつもりで
物語を書くことに望んだ頃もはったけど・・・
「仕事」となると、やはりまるで違う。

自分がどういう意識でいようが
趣味なら、すべてが自由だが
仕事となると、いくつもの条件がある。

最大の条件は・・・締め切りだ。

もちろん、
間に合えば何でもいいというわけにはいかない。

ようやくマイナー誌でデビューにこぎつけた私が
偉そうなことを言うのも何だけど・・・
これくらいの短編は
プロット(あらすじ)からシナリオまで
一晩で書き上げることができるくらいでないと
仕事としては成立しないんだろうと思う。

幸い、普段からバカなことはがり考えていたのと
仕事は早く片づけることがモットーでやってきたことが
うまく融合したカタチで今回の仕事はクリアできた。

無論、子供たちにまた自慢のタネが増える。

長男は、ますます私の職業が
わからなくなってきた様子だ。
・・・しめしめ。

二兎を追うものは一兎も得ず。
・・・なんていうのは
集中力と訓練が足りない若い頃の教訓で
実践では二兎どころか、三兎も五兎も同時に狙っていかないと
何も収穫できないのが現実。

いったい何足のワラジを履いているのだろう?
父親、夫、息子、営業、社長・・・そして、でじたけ。

ネットで知り合った方々からも
漫画原作者になったでじたけに
「おめでとう」というメッセージが届く。

考えてみると・・・
よほど何かをしていないと
自分のことで「おめでとう」を言われる機会は
年々減っていく。

結婚して子供が産まれた頃までは、
「おめでとう」と言われることも少なくないが
気がついてみると・・・
「お子さんの入学おめでとう」とか、
「弟さんの結婚おめでとう」とか・・・
そんなのばっかり。

身内がめでたいのは結構なことだけど、サ・・・
自分がやったことで
「おめでとう」を言われ続けられるよう
ありたいもんだ。

父親としては・・・
剣道の朝稽古400日を達成した長女に
例によって賞状を進呈。

・・・おめでとう!


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