第13回 張り合いのある親になるべし |
私は3人兄弟の長男。2つ下に妹、10下に弟がいる。
うちのカミさんも3人兄姉だが・・・姉、兄、そして自分は末っ子で一番上とは、ちょうどひとまわり違う。 性別は違うものの、一番下だけ離れているという点で構成は似ている。 「きょうだい」という漢字は不思議だね。 構成によって「兄弟」だったり「姉妹」だったり・・・ ひと目見て内容がわかるという点では合理的かも知れないけれど、どう書こうか考えるとちょっと悩む。 2人「きょうだい」の場合には、自分を含めて考えれば何も悩むコトはないけれど・・・ 3人「きょうだい」の場合には、自分を含めるのが適当なのかどうか? 例えば、私の兄弟の場合だと、自分を含めなければ「妹弟」となるハズだが・・・ 漢字変換を見ると、そういう書き方は載っていない。 カミさんの場合の「兄姉」はあるんだけど・・・??? さて、我が家の子供たちは何度もご紹介している通り、男、女、男の3人兄弟。 つまり、構成としては私の兄弟と同じだ。 ただし、一番上と一番下は6つ違い。真ん中とは3つしか違わないので・・・みんな手がかかる。 その点、私やカミさんの両親たちとは必要とする体力が変わってくるとは思う。 私もカミさんの兄弟も・・・一番下が動き回って目が離せなくなる頃には・・・ 一番上は、もう中学生になっていたからね。 結婚式などで、よく「お子さんは何人の予定?」なんて質問をするけど・・・ 私は自分が3人兄弟だったから、最低3人と思っていた。 カミさんも同じなので、とくに抵抗はなかっと思うが・・・今は体力的な限界を日々訴えている。 3人目の次男は現在10ヶ月。 上に2本、下に2本の小さな歯をのぞかせながら、捕まり立ちをはじめた。 得意になって片手でバランスをとろうとしては・・・よくコケる。
赤ん坊時代からニラミをきかせていた長男と比べると、ずい分愛想がいい。 最初の子供が何となく神経質に育つのは、親がそれだけ神経をつかっているからなんだろうな。 もちろん、持って生まれた性格というモノはあるだろうけれど・・・。 オリンピックで金メダルをとる選手には、第一子が少ないという話を聞いたコトもある。 放任主義に近い状態で育てられた方が、才能は伸びる・・・というワケだ。 私の考えからすると、やっぱり放任に近いカタチで育てて・・・ 子供に「こうなってほしい」というコトは、まず親自らが実践して真似させるというのが理想。 ところが第一子の場合には、こっちも勝手がわからないモノだから・・・ ついつい手をかけ過ぎてしまう傾向にある。 親もいきなり親にはなれない。 2人目、3人目となると多少は余裕が出てきて、少しくらい泣いたってほったらかしにできるんだけど・・・ 今度は体力がなくなってくる。 知識や経験というのは、衰えていく体力を補うためにこそ必要なのかもね。 そう考えると・・・ 仮に「体力」が5の時に、「知識」が3、「経験」が2の時と・・・ 「経験」が5、「知識」が3、「体力」が2になった場合では・・・ どちらも足せば10というコトに変わりはない。 いかに鍛えていたとしても絶対に歳はとる。また、経験を積むのは一席一丁にはいかない。 この2つは「時間の法則」から絶対に逃れようがないモノだろう。 と、するとトータルの「力」を増やすためには「知識」でカバーするしかないという結論に到達する。 「知識」をつけるためにも時間は必要だけど・・・ もっと必要なのは「習慣」・・・だろうね。 時間は最初から1日24時間と決まって、そこにあるモノだ。 その中でやるかやらないかは・・・習慣と意識の問題。 子供に「知識」を身につけてほしいと思ったら・・・大人がまず勉強をはじめるしかないな。 しかも、大いに楽しみながら、ね。 「会社では仕事が大変なんだ」なんて言い訳を信じてくれるのは、カミさんだけ。 カミさんにとっても、そう信じる方が、きっと楽なんじゃないかな? まだ、うちの次男にハッキリとした言葉は通じないけど・・・ 「おまえは立てるようになったけど、お父さんはコレができるようになった」 と言ってやりたい。 |
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