20030316
でじたけ流 教育論

第138回
展途上のでありたい


子供の成長って・・・
ホントすごいね。

このところ仕事が忙しくて
家に帰るのは子供たちが寝静まった後。

久しぶりに動き回っている子供たちを見ると
わずか数日ぶりだというのに・・・

間もなく小学4年になる長男は、
急に背が伸びているし・・・
いよいよ幼稚園を卒園する長女は、
ついこの間習い始めたばかりのピアノを
両手を使って弾いている。

長女と入れ替わりで幼稚園に入る次男は、
見た目はまだあいかわらずだけど・・・
どうも最近は、
チビだから仲間に入れてもらえないということに
イラついたり、悲観したりするようになったらしい。

そんな子供たちの成長を見るのは嬉しいし、
後輩がどんどん成長する姿を見るのも喜ばしい。
けれど、一方では・・・
他人の成長を手放しで喜ぶだけになったら
もう正真正銘の年寄りだな、なんて思ってる。

まず自分が成長できないと・・・ね。

この間まで、できなかったことを
難なくできるようにする、これが成長だ。

つまり、挑戦なくして成長はあり得ない。

年をとって、
なかなか新しいことに手が出せなくなるのは
時間がないから・・・だけじゃない。

時間を作る能力と
それを支える気力、体力が衰えてくるからだ。

昔やっていて、今やっていないことを
かつて、できたから
今だってその気になればできる
・・・なんて思っていたら大間違い。

コツさえ忘れなければ
すぐにできるようになる
・・・と思っていても
かつてのようには、とても動けない。

できない人ほど
やっていないから・・・
できなくなってる自分にすら
気づかないんだよね。

子供たちや若い人たちと
同じような頑張り方はできないけれど・・・
この先、どうなっていくのか
楽しみな自分を作ることはできる。

仕事だって・・・
今やっている仕事を
ずっとやっていくかどうかは、まだわからないし、
たとえ本人がそのつもりでも・・・
世の中の流れがどう変わるかは誰も知らない。

できることを増やすのが仕事だ。

人間として成長段階にあることを証明するには
何かに取り組んで
ひとつずつ結果を出していかなければならない。

結果が出せないと・・・
成長段階であるというセリフも
ただの言い訳になっちゃう。
そこが、大人と子供の違うところだね。

まだ長男も小学校の作文で
「うちのお父さん」について書いたという話しは聞かないが
どんな仕事をしていると書くのか
いつも楽しみにしている。


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