20030223
でじたけ流 教育論

第136回
もと過ぎてになる?


親が子を叱る。

反抗されると、
叱り方はエスカレートしていくもの・・・。

上司が部下を
先輩が後輩を叱る時でも同じ。

マーフィーの法則に
「相手のためを思って叱るのではない。
 叱りたいから叱るのだ」
・・・というような意味合いの言葉があったけど、
ひと度、反抗されてお互いが感情的になると、
何が正しいか・・・じゃなくて
権力や声の大きな方が勝ったカタチになるまで
いっちゃうんだよな。

立場の違いは、どうしても埋められないから
最後はそうなっちゃうんだけど・・・。
それじゃあ、叱られた方は納得がいかない。

納得がいかないから
また同じことをして、再び叱られる。
そんな悪循環に陥っちゃうんだよ、ね。

子供は親になったことがないんだから
わからなくて当たり前。

でも親は・・・本当は知っているはずだ。
きっと自分だって同じ失敗をしただろう。

身の危険があることなら
怒鳴ってでも静止しなきゃならないが、
そうでない時に頭ごなしに怒るのは
親に気持ちの余裕がない証拠。

そりゃあ相手に有無を言わせない方が
はるかに楽だもんな。

若い頃は気力さえあれば
体力はいくらでもついてくる。

ところが、ある程度の年になると
テクニックとしての集中力はあっても
気力を持続する力は衰えてくる。
もちろん体力も・・・。

それをどうにかカバーしているのが
知識や経験という知恵なんだけれど、
その知恵を絞るにも、やっぱり集中力がいる。

と、なると・・・
かなり意識して体力の維持を心がけないと
結局、何もできなくなっちゃう。

昔できたことを
今でもできるつもりになんかならない方がいい。

叱られる子供の気持ちを
つい忘れてしまうくらいなんだから、ね。

このところ忙しくて
子供の寝顔しか見ていないような気がする。
おかげで怒鳴ることもない。

深夜は自宅の仕事場で・・・
仕事と水泳の日々・・・



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