20030216
でじたけ流 教育論

第135回
ガキ親父のレンタイン


バレンタインデーだった先週の金曜日・・・
私は自宅に戻ると
小3の長男に真っ先に聞いた。

「チョコレートもらったかよ?」

長男は、少し恥ずかしそうに・・・

「隣の席の女の子から、ひとつもらった」

と答えた。

「ひとつか?」

「うん、ひとつ」

・・・勝った!

私が会社から抱えてきた紙袋の中には
3つのチョコレートが入っていた。

毎年最低2つはもらえる。

ひとつは会社の同僚の奥さんから。
今ひとつは得意先の女性から。

得意先の女性も・・・既婚である。

今年、3つ目のチョコをくれたのは
スポーツクラブの受付嬢で・・・
男性会員はみんなもらっていたから
これを数に入れるのは、ちょっとズルかもしれない。

本気でチョコをほしかった
若い頃のバレンタインデーには
・・・正直言って、あまりいい思い出はない。

もし、あの娘からもらったらどうしよう?
・・・と
そんな妄想ばかりめぐらせては
取り越し苦労に終わるのが関の山だった。

カミさんとは付き合いが長かったら
毎年もらってはいたけれど・・・
無論、ドキッとしたことはない。

もはや、いくつチョコをもらおうが・・・
今の長男のように
気恥ずかしい気持ちになることはないだろう。

安定は・・・
とても幸せなことであるが
何かを失うことでもある。

4つ目のチョコレートは・・・
カミさんが買ったのを
娘がテレながら渡してくれた。

唯一の未婚者からのチョコである。


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