でじたけ流 教育論-成長
 

でじたけ流“教育論”第1299回
成長


大人は子供に
成長をうながすものの
大人自身は
もう成長を
し終えたつもりになって
自ら成長しようとしない

大人になると
まず第一に
成長には痛みが伴い
成長しない方が
痛みを感じずに済むことを
知ってしまっているから
できるだけ
成長を避けようとする

成長=衰え
…と
肉体的に考えるフシもある
それは単なる
…言い訳なんだが

確かに肉体のピークは
嫌でも見えて来る
しかし成長とは
何も肉体的なことだけ
…ではないだろう

それも本当は
知っているけれど
気づかないふりをする

成長とは
言い換えれば
気づきである

そういう
ズルい大人の言うことを
子供たちが聞くはずはない

さて…
たいした
痛みも感じることなく
平穏に生きることができれば
…それは幸せか?

ずっと子供でいることが
はたして幸せなんだろうか?

肉体は
ずっと子供のままでは
いられないのに

いい歳をして
若く見えることは
自慢になるんだろうか?

できるだけ若さを保つために
努力を重ねている人に
成長は認められると思う
少なくとも
流されても諦めてもいないし

だが
いつまでも
無垢な子供のように
ふるまっているだけでは
とても自慢にはならないだろう

おそらくは周囲にいる誰かに
その分の仕事を
背負わせているだけだと思える

最終的には
どこかで気づかされてしまう

気づきも苦労と同じで…
望んで気づくか
強いられて気づくか
…しかないのだろうと思う

やっぱり…人生、日々更新

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