でじたけ流 教育論-家民
 

でじたけ流“教育論”第1295回
家民


同じ空気を吸い
同じメシを食い
同じ空間にいると
何となく
似通ってくるものだ

国民性とか
県民性もそうだし
同じ会社にいると
口調まで似てきて
電話口で人間違いをする
…なんてこともよくある

家族もその
最たるものだと思う

顔つきまで
どことなく
タヌキ顔の一家だったり
キツネ顔の一家だったり

親子が似ているのは
当たり前としても
似た者同士の夫婦もよくいる

似ている…というのは
安心感をもたらす…一方
ひと度
ぶつかってしまうと
なかなか譲り合えずに
厄介なことになる

その厄介さを緩和するのは
おそらく距離でしかない

子供が成長していくと
次第に家族そろってメシを食う
…という機会も少なくなってくる

そうなると
一家団欒は希少価値となり
ぶつかることは少なくなる

それぞれが
自分の世界を持ち始めるのは
自分を成長させる以外に
家族や仲間を
大切に思う気持ちを見直させる

むしろ
家族や仲間を大切にする
…という大義をかざして
そうした自分の価値観を
押しつけようとすれば…
かえって軋轢を生じるだろう

それは単に
家族や仲間に依存しているだけ
…かもしれない

いかなる組織も
個の集まりだということを
肝に銘じておく必要があるね

やっぱり…人生、日々更新

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