20021229
でじたけ流 教育論

第128回
年のサンタは理主義


「セコムをはずそう」
・・・と言ったのは、幼稚園年長組の長女。

ホームセキュリティがあったら
サンタクロースが入れないと心配しているのだ。

小学3年の長男は・・・
そろそろサンタの存在に疑問を感じている。

それでも寝がけに
「サンタクロースというのは
 一種の心霊現象かもしれない」なんて
もっともらしいことを話すと妙に納得してしまった。

「暗視ビデオカメラを設置しておくと
 おそらく1秒30フレームのうち、
 1フレームにだけ、その影が映るに違いない。
 ・・・やってみようか?」

「そんな仕掛けをしていたら、
 来年から来てくれなくなっちゃうかもしれないからダメ」

・・・やっぱり子供。
サンタの正体を暴くより
プレゼントがもらえなくなることの方が心配らしい。

本当は・・・
騙されているのは親の方かもしれないけどね。

今年、サンタは忙しかった。

三連休明けの平日にクリスマスがきたもんだから
仕事がバタついて、ろくな準備はできなかった。

そこで・・・
今年、サンタはプレゼントではなく
プレゼントを買う現金を贈ることにした。

子供が小さい頃は
何をプレゼントしても喜んだけれど
自分がほしいものがハッキリしてくるようになると
ヘタに選んだら、かえってガッカリさせてしまう。

さて、問題は・・・
いかにメルヘンチックに現金を贈るかということだ。

親にも飛んできてほしい試行錯誤の末、
千円札を紙飛行機のカタチに折った。

ついでに、
コンビニで買ってきた雪スプレーをちょっと振りかける。
・・・これで完璧。

子供たちは今イチ腑に落ちない様子ではあったが
・・・まぁ、
セコムのせいでサンタ自身は入れなかった
・・・ということで、ね。


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