でじたけ流 教育論-未来
 

でじたけ流“教育論”第1288回
未来


大阪万博がはじまった
月の石の次は火星の石らしい

日常を見渡しただけでも
かなり未来にいるな…と思う

その昔想像したように…
車がスイスイ
空を飛んでいることはないし
猫は相変わらず
寝てるか食ってるだけだが

誰もがポケットに
コンピュータを持ち歩いてはいるし

約7,839km離れた
ジョージアにいる娘からは
写真入りのメッセージが瞬時に届く

仕事ではすっかり
AIとチャットをしながら
進めることが当たり前になってきた

幼い頃から
独りで絵を描くことが
好きな自分にとっては
独りで何でも創作できるような
今の時代は…まさに夢のようだ

もちろん
自分で作ったものは
誰かに見てもらいたいとは
思うこともあるけれど…
それだってこうして
出来上がったとたん
世界に発信できてしまう

誰かと一緒に楽しむというこを
忘れてしまうくらいだが…
歳をとってきたら
それくらいでちょうどいいと思う

誰かと一緒にいないと
何もできない…とか
何をやっても楽しくない…となると
これはかなり厄介
過ぎれば…老害と言われかねない

独りでの楽しみ方を知らずに
歳をとると晩年は辛いだろう

長生きすればするほど
まわりはどんどん死んでっちゃうし

求めているものが
自分の中にあるのか
それとも外にあるのか
…で
時間や金銭の価値は
大きく変わると思う

そういえばこの間…
野村総研だったかが
10年前に予測した10年後の未来像が
かなりハズレてるという
…という記事を目にした

10年前は…
これから必要になる介護職などに
最新技術の導入が進む
…と考えられていたが
それは期待であって
実際にはあまり進んでいない

一方…安泰と思われていた
技術職がAIの台頭によって
どんどん淘汰されようとしている

肉体を持たないAIは
知的な仕事には向いているが
肉体労働はできない

日常生活で使う道具が変わっている以上
これからは学教教育も
変わらざるを得ないだろう

これから教育の現場で必要なのは…
人間としての尊厳とか価値観
あるいはセンスではないかと思う

時代の変わり目は厳しい

教わってもいないことを
教えなければならない立場の
教師も大変だが
資格商売なら
そうそうAIに
とって変わられることもない

資格もセンスもなく
AIに仕事を奪われれば
残された肉体を使って稼ぐしかなくなる

後進の者たちは勧められなくても
うまくやっていそうな人についていくもの

いい人材を育てたければ
まず自分がうまくやって見せるしかない

これは未来永劫…変わらないだろう

やっぱり…人生、日々更新

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