3月末に娘の誕生日があった
女だったら3月中に生んでもいいけど
男だったら4月まで我慢しろ…と
カミさんに言ってヒンシュクを買ってから
28年が過ぎた
その娘は今
JICAの隊員となってジョージアにいる
異国で迎える初めての誕生日だが…
もはや異国な感じはない…と
たいぶ馴染んだ様子の写真を送ってきた
最近編み物に凝っているらしく
自分へのプレゼントとして作った
編み物の写真も送ってきた
こうして
独りの時間の過ごし方を
謳歌する方法を会得することは
おそらくこれからもっと歳をとった時にも
必要なことになってくると思う
我が家でまともに
独り暮らしの経験があるのは
この娘と父だけ
もちろん
家族や仲間と過ごす時間は大切だが
頑張る時というのは
独りでも頑張らなければならない
また
独りで頑張り抜く経験を積まないと
自信を得ることはできず
いざという時の
もうひとフン張りが効かなくなる
チームを烏合の衆にしないためには
ひとり一人が頑張っていなければならない
頑張るということは…
それまでの自分の殻を割っていく
…ということだ
殻を割るどころか
閉じ籠もろうとする
自分の殻が弱いことを恐れ
強そうな殻の下に入り込む
…というのでは情けない
おそらく
端から頑張って見える人は
本人からすると
さほど頑張っていないように
感じているに違いない
まだ足りないということを
自覚しているから
頑張り続けることができる
そして
端からは大変そうに見えることも
本人は大変だとは思っていない
当たり前だと感じているからできる
この間このページを書いていて
我ながら名言と思えた言葉がある
強いられた苦労を不幸だと言い
望んでした苦労を幸福だと言う
決して楽が幸福ではなく…
そもそも何をするにしても
楽なんてことはあり得ないと考えていい
強いられる前に
苦労を楽しむために必要なのは
…スピード
追われてからでは
何もかもつまらなくなってしまう
いわゆる才能がある人というのは
進むべきタイミングを嗅ぎ出し
苦労を楽しみに変えてしまう人だろう
やっぱり…人生、日々更新