でじたけ流教育論-根負

でじたけ流“教育論”第1272回
根負

下田から双子の猫が来て
もう何年経ったことか…

生またて拳大だった猫たちは
今や一匹６kgもある大猫になった

勝手口に開けた
猫窓にもつかえそうなくらいだ

外を散歩するので
ちょっと洗わないでいると
白い毛がねずみ色になる

ねずみ色の猫

ネコ…というくらいで
ウチにいれば
たいてい
いつでも寝ている

主が帰って酒を呑みはじめると
脇に座って
ずっと見上げている

しばらくは無視しているが
そのうち鳴きはじめ
やがて伸び上がって
肩まで手をかけてくる

何かくれ…と

晩メシをもらったばかりだろ
…とはねのけても
何度も同じことをする

あんまりうるさいので
根負けして
チャオチュールを絞り出す

何度断られても
しつこく声をかける姿は
うちの営業担当にも
見習わせたいくらいだ

お父さんは猫に甘い
…とよく言われる

だが…猫を
猫可愛がりするのは当たり前だし

猫にとっての楽しみは
食うことくらいしかないだろうし

好きなこと
やりたいことが
生きてるうちに
どれくらいできるか…
その幸福感は
人間も猫も変わらない

やっぱり…人生、日々更新