今月は
息子2人の誕生日がある
父親の無精ヒゲが白いことに
今さら驚いている二男は25になった
キャラクターのアイスケーキに
喜んでいる姿は
小学生の頃と変わりはないが…
仕事に行けばそれなりに
無茶を言う客や
休日にもLINEを送ってくる上司に
もまれながらやつているようだ
連休に入り
JICAの研修先から
戻って来た娘は
働いていた幼稚園の運動会へ
朝早く出て行った
研修も今月いっぱいで終わり
来月はいよいよ渡航することになる
渡航前には隊員150名ほどが
某宮家を訪ね激励を受ける
…というイベントがあるらしい
150人がわざわざ行くより
向こうから来てくれればいいのに
…などと
時代が違ったら
殴られそうなことを言っていたが
宮家が移動する方が
よほど大勢の人が動くだろう
かつて伊豆下田から
電車で帰ろうとしていたところ
ちょうど避暑に訪れていた
当時は皇太子だった
今の天皇ご一家と
一緒になったことがある
自分が乗る電車は
御召列車の後から出るものと
のんびり
皇太子ご一家を見送っていたら
早く駅に入らないと
乗り遅れるよ…と言われ驚いた
御召列車は
普通の特急電車に
連結されていただけだった
つまり皇太子ご一家と
同じ列車に乗ることになる
先に一般の我々が乗り込むと
駅長室で待機されていた
皇太子ご一家が後からホームに出て
御召列車に向かった
列車の中から
窓のすぐ外を歩く
皇太子ご一家に向けて
乗客たちがスマホを構えた
にこやかに応じてくださったが
それこそ
時代が時代なら
首が飛ぶような話だ
列車は普通に走行したが
それでも何となく
同じ列車に皇太子ご一家が
いらっしゃると思うと緊張する
途中停車する各駅には
警察官がホームに張っていて
御召列車の場所には
白い制服を着た駅長が立ち
敬礼をして迎えていた
また走行中よく見てみると
列車がくぐる橋の上には
必ず警察官の姿も見えた
自分は横浜駅で降りたが
ホームには当然
大勢の警察官がいて
ホームの階段を降りたところにも
警察官が警備をしていた
下田から東京まで移動する間
いったい何人の
警察官が動員されていたことだろう
どう考えたって…
150人じゃきくわけはない
平成生まれの娘でさえ
宮家の方とお会いすることに
多少の緊張感は持っているようだ
政治的な主張とは関係なく
国を意識できる
象徴の存在はあっていいと思う
また天皇制に限らず
緊張感をもって臨む相手がいることは
自分を律するために必要なことだろう
先生や先輩…そして親
また
親にとって…
子供の前では
…と思うのも緊張感に違いない
教育の大きな役割のひとつは
緊張感を持たせることかもしれない
やっぱり…人生、日々更新