でじたけ流 教育論-責任
 

でじたけ流“教育論”第1259回
責任


JASRAC
…じゃない
JICAで研修中の娘が
一瞬帰宅した

ほんとに一瞬

深夜帰ってきたと思ったら
翌朝
人の顔を見て
大声で笑ったかと思うと
もう出かけて行って
そのまま研修所に戻るという

実家は…無責任に過ごせる宿だ

東京の都営住宅で幼少期を過ごし
二軒長屋の都営住宅が
鉄筋コンクリートに
建て替えられるのを機に
横浜へ越してきた自分にとって
故郷…はないに等しい

ただ
故郷というものは
必ずしも場所を指すものではなく
懐かしい場所を通して
子供の頃に回帰できる感覚
…なんだろうと思う

親の前では
いくつになっても
子供はいつも子供
…であるはずだが

親がボケてしまうと
親の方が
子供に戻ってしまう

そうなると子供は
親の前でも
子供ではいられなくなる

また
親が亡くなれば
思い出の場所が
故郷として恋しくなるだろう

よく…
昔はよかった
…と言う人があるが

令和が生きづらい人は
平成や昭和を思い…
昭和が生きづらかった人は
おそらく大正や明治を
懐かしがったことだろう

つまり
どの時代がよかった
…ということではなく
自分が子供でいられた時代
…がよかったのだ

なぜ
子供時代がよかったのか
…と言えば
疲れ知らずで
動き回ることができた上
何をしたところで
責任を負わされることが
なかったからに違いない

自分が子供でいられる
場所や相手があることは
実に幸せなこと

だが…
自分が作り上げるべき人生は
責任を負うことから始まるものだ

やっぱり…人生、日々更新

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