でじたけ流 教育論-猫学
 

でじたけ流“教育論”第1249回
猫学


暑さのあまり
猫たちは
あまり外に行かない

うちの中でも
おそらく一番
涼しいであろう
ソファの後ろ側の
床にベッタリ
身体を付けて寝ている

ちょうど
トイレのドアの前なので
トイレに出入りするためには
6kgの猫を
押しのけなければならない

快適な場所…というのは
季節や時間によって違う

ここが最高…と思っても
最高のまま
ずっと横ばいではいられない

つねに最高に近い場所に
居ようと思ったら…
つねに最高の場所を
探し回らなければならない

あるいは模様替えをするか

若い時
最高だと思っていた場所も
歳をとると
そうでもなくなる

場所だけでなく
食べ物もそうだ

場所も食べ物の味も
1分が60秒だという
時間の流れにも
何も変わりはないのに

同じ場所
同じ想いで
いられないのは
ようするに
自分が変わり続けている
…ということ

少なくとも
猫より人間の方が
はるかに飽きっぽいと思う

まず自分がどうか…
探したいものがわからなければ
いくら探したって
何も見つからないだろう

そして猫は
悩んでる暇があったら…寝る

やっぱり…人生、日々更新

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