でじたけ流 教育論-楽屋
 

でじたけ流“教育論”第1241回
楽屋


娘の引っ越し荷物が
まだまだ片付かない

おそらくこのまま
片付くことなく
次の場所に移っていくことだう

それでなくても
我が家は物が多いので
そこら中に
物が積み重なっている

もっとも物が多いのは
…かく言う父親である

もともとこの家に
独りで住んでいたところから
この家の歴史が始まっているので
それは
致し方ないことでもあるだろう

ただし
荷物が散乱しているのは
自分の部屋であって
リビングなどの共有スペースに
置き去りにはしないし…
寝室には押し入れのほか
何も家具もないのは地震対策だ

自室は常に引っ越し中のよう

しかし考えてみれば
自宅…というのは
いわば…楽屋である

他人に見せる場所ではないから
本人の居心地さえ良ければいい

物が多いと落ち着かない
…という人は
片付けに専念すればいいし
むしろ
物に囲まれていた方が
落ち着く…という人もある

ところで「楽屋」は
何で「楽屋」というのだろう?

楽でいられる場所だから
…かと思いきや
そうではないようだ

舞台裏を「楽屋」と呼ぶのは
雅楽の演奏家…
楽人(がくじん)がいる場所だから
…らしい

音楽…や
楽器…という言葉も
楽…が演奏を表しているという

楽器を奏でると
それを聴いた人々が
楽しくなる…ということから
楽…という文字が当てられたとか

自分が楽をするためではなく
他人を楽しませるということが
楽器や楽屋の基となる考え方

何もしないことが
決して楽ではない

知らんふりを
決め込まずに
そう
覚悟を決めて
行動するのが
…きっと
自分の居場所を見いだす
正しい生き方に違いない

やっぱり…人生、日々更新

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