でじたけ流 教育論-手描
 

でじたけ流“教育論”第1234回
手描


せっかく描いたので
誰かに見てもらおう
…と
描き上げた直後の油絵を
写真に撮ってみるんだけど
…これがなかなか難しい

油なんで…光っちゃう
乾いてないせいもあるけど
乾いてもテカテカしてて
ライティングが非常に難しい

色も変わってしまうしね

例によってマイブームの油絵を
家族にも見せつけるわけだが…
同時に
聞かれもしない解説をするのが常

生成AIのイラストが台頭する中で
何故わざわざ
面倒くさい思いをして
油絵を描くのか?

答えは簡単…
昔から絵を描くことが好きだから
…これがまず第一

確かに
生成AIに描かせれば楽だろう
でも…
簡単にできたものは
…簡単に飽きてしまう

第一
自分で描いたことにはならない

うまく描かせることができれば
プロンプトが上手かったということで
さしずめ名監督ということになるが
演じているのはあくまでも役者だ

自分で描くと
なかなか思うようにはいかない

実際…写真を見ながら
肖像画を描いてみると
雰囲気は描けるものの
写真と比べると全然違う

全然違うのだが…
絵の方が生きてるように見える

あるいは
全然違うものになっても
それはそれでアリ
…という発見がある

写真のフィルムの頃は
空気が写っていたように思う

デジタルになると
美しいが趣に欠ける感じがする

そして…
描いた油画を見た知人が
ありがたいことに
一様に言ってくれるのは…
直に見てみたい
…ということ

デジタルで制作したものは
デジタルが最終完成型なので
自分のスマホや
PCで見たものがすべて

ところが
手描きの作品は
例えスマホやPCで見ても
それがすべてではない

CDを聴いて気に入ったら
ライブで生を聴きたくなる感じ…か

油絵に限らず絵画は
実物を見ると写真とは違う
見る角度でも違って見える

もっとも自分が描いた油画は
よく見るとかなり雑なので
直で見せるより
スマホやPCで見てもらった方が
それなりに見えるかもしれないけど

この話には子供たちも納得
だからといって
じゃあ描いてみよう
…というのは娘だけ

今月の娘の誕生日には
アクリル絵の具セットに
刷毛とパレットナイフを足して
ボブ・ロス技法が
すぐ描けるセット
…にしてプレゼントした

やっぱり…人生、日々更新

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