でじたけ流 教育論-優越
 

でじたけ流“教育論”第1217回
優越


昨日の話の
続きみたいになっちゃうけど…

他人との比較…で
自分の位置をはかろうとする
最大の目的は…
優越感を得たいがため
…とも思える

江戸時代には…
上見て暮らすな
下見て暮らせ
…などという言葉も
よく言われたという

この話は確か
小学校高学年で
教育実習の学生から教わった
半世紀経った今でも
はっきり覚えている

他人の不幸を見ないと
自分の幸福が見えない
…というのは
結局あさはかで
中途半端な迷いの
逃げ処に過ぎないと思う

本来
自分の居場所を
確保するために必要なのは
自分が優越感を感じること
…ではなく
相手に
優越感を感じさせることにある

それは言い換えると
サービス精神ともいえる

親は子に
サービスすることで
親でいることの
優越を感じようとしている
…が
実際には
子が親に
優越感…
あるいは
達成感を感じさせることによって
自分の生きる居場所を
確保しているように感じられる

蛇の子でも
可愛らしく見えるのは
きっとそのせいだろう
ゴキブリはわからないが…

そもそも自分に
七五三の記憶があるか?

親にはそれを
してやった
…という
記憶はあるだろう
だが…
してもらった当人には
まず…記憶はない
写真で知るだけだ

何かをしてもらう
…より
してあげる方が…
実は楽しい
…ということは
親になって子供に
クリスマスプレゼントを
渡すようになって知ったこと

他人を喜ばせることに比べたら
自分が喜ぶことなど造作もない

しかし…
簡単なことばかりしているのは
…人生の無駄遣い

やっぱり…人生、日々更新

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