でじたけ流 教育論-時空
 

でじたけ流“教育論”第1206回
時空


今生における
命の宿命は…

生まれ
育ち
やがて衰え
最期は
死を迎える
…ということで

その点においては
金持ちも
貧乏人もない

多少
長生きしたところで
五十歩百歩

地獄の沙汰も金次第
…と言ったところで
何ひとつ
あの世に
持って行けるものはない

自分は特別な
宗教観は持っていないが

経験から
感じられるものとして…

魂というものがあって

今生はその魂が
肉体に幽閉される
修行の場だとしたら…

魂が飛び立つ時
唯一
記憶…だけは
今生から
持ち出せるものかもしれない

もっとも
生きてる間の
記憶でさえ曖昧なのに
いつまでその記憶が
確かでいられるのかは
…わからない

ただ…
昔馴染んだ曲を耳にした時
急に当時の感覚が
蘇ってくるように…
命の記憶というものは
数値ではなく…感覚だ

正確な記憶は曖昧でも
感覚は呼び覚ますことができる

どんな感覚を
得ることができたか…が
どれだけ
豊かな人生を送ることができたか
…ということにもなろう

さて…
ここ10年ほど
取り憑かれたように
やっていた歴史探究…

調べてきたことは
整理して本にまとめたりもしたが
そこで感じられた
生きた人のイメージを
より明確に伝えるために作った
オーディオドラマの完成をもって
今年の春…ひと段落ついた

落ち着きのない自分は
すぐ…次は何をしよう…と思う

しかし
自分が何をするかは
実は自分で決められるものでもない

何をやらせてもらえそうか
…それを感じとっていくだけ

そのいわゆるチャンスを感じたら
その時の自分には
まだない力をつけながら
邁進するしかない

自分にとって
自分なり…というのは
そういうことで
自分の力の範囲を決めてかかって
楽に進めることではない

忘れもしない
高校時代の友人との思い出を
第三者から見てもわかるように
できるだけ客観的に描いた
プランベートなドキュメンタリーの小品

そこからいろんな輪が広がって
明日(2023.9.18)はとうとう
母校で上映会を開催する運びとなった

時空を超えた文化祭の開催に向け…

すでにYouTubeに上がっている動画を
そのまま見せても芸がないし…
その後
いろいろと反省点もあったので
骨格は変わらないまでも
かなり手を加えて作り直した

どうして毎回こう…
頼まれもしないことで
自分をメチャクチャ
忙しくしてしまうのか…

チャンスなので
やるっきゃない
…し
それが…
性分なので仕方ない

やっぱり…人生、日々更新

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