誰だったが
名前は忘れてしまったけれど
著名な女流作家が
ひどく落ち込んだ
スランプの時期があって
その時…
菩提寺？に救いを求め
どうにか
心身を回復できたそうだ
宗教でも…
あるいは…恋愛でも
取り憑かれてしまった
嫌な自分を捨てるには
何か自分以外のものを
信じるに限るのだろう
やがて
本堂か何かの修復工事がある
…と聞いたその女流作家は
お礼に全額寄付を申し出た
すると和尚に
こんなことを言われた
貴方に
すべての徳を積まれてしまっては
ここにお出でになる檀家の方々の
差し出す喜びを奪うことになる
結局いくらかは
出しただろうけど…
金はもらうばかりが
喜びでは決してない
子を持って感じたことだが
クリスマスは
プレゼントをもらうより
実は
プレゼントを渡して
喜ぶ顔を見る方が
…ずっと楽しい
生きる喜びというものは
自分が何かを
できるようになることだ
何かをしてもらう立場に
甘んじていたら
その時は楽かもしれないが
やがて…辛くなってくる
生きる楽しさを
感じられなくなるほど
辛いことはないだろう
磨くということは
…そぎ落とすこと
そぎ落とした末に
輝く自分を見つけることが
達成感というやつだ
自信は
自分で何かを
やり遂げない限り
身につかないものだが…
自信につながる挑戦の機会を
若い連中に与えるのが
親や先輩の役目
そしてまず…
やればできることを
見せつけてやらないと、ね
今月30日で
この人生日々更新は
25周年を迎える
１万日達成までは続ける
…という自分との約束
やっぱり…人生、日々更新
