大学院生の二男が
就職活動に入った
父親は
まともに就職活動を
したことがない
アルバイトから
正社員になり…
親の会社に移動した
そのままだったら
たいそうな世間知らずで
困ったことになっていた
…と思うが
そこからまた
独立して自分の会社を作った
その後
その会社と兼務する形で
また親の会社に戻り
代表取締役になったが…
10年くらい
単独で奔走した時代があったので
どうにか
世間知らずには
ならずに済んだと思う
そういうわけで
二男と同じ年頃から社会に出て
35年以上になるが…
その大半は社長業をしている
大企業なら大したものだが
中小零細企業の社長はチーフ雑用係
そして
資金調達係にして…給与配布係
それでも
一応…親が社長という名目でいると
子供たちの就職には多少影響もある
長男が就職する時には
親の仕事のことを聞かれたら…
弟がいるので自分は継ぐ予定はない
…と言えと助言した
二男も同じことを聞かれたら…
兄がいるので自分は継ぐ予定はない
…と言えばいい
就職活動をしたことのない父親が
子供たちに助言できるのはそれくらい
仕事を選ぶ気でいると
…きっとうまくいかない
仕事は与えられるもので
それに応えるのが
…仕事というものだろう
選ぶより…選ばれることが必要
目の前には
食べ慣れないものや
ちょっと苦手な食べ物が
いつだってたくさん並んでいる
それを蹴って
自分が食べたいものを
探すのもいいが…
そうするためには
空腹を我慢する力が必要だ
探しているうちに気づくのは
本当に自分が食べたいものが
何だったのか…
それがわかっていなかった
…ということ
とりあえず目の前にあるものを
食い散らかしながら
歩み続けるだけの体力と気力を
失わないようにして進むしかない
自分で食べたいものを
作れるようになるまで
やっぱり…人生、日々更新