でじたけ流 教育論-春騒
 

でじたけ流“教育論”第1180回
春騒


リビングでカミさんの悲鳴がするんで
急いで覗きに行くと…猫が二匹バタバタしてる

ネズミをとってきて
そいつが家の中に逃げ出したらしい

テレビの下に前足を突っ込む猫
こういう時は…二男の出番

結局この晩…ネズミは見つからず終い
そりゃあ必死だよ…命かかってるから

二匹の猫の監視から逃れて
いったいどこに逃げ込んだのか…?

こういう時
体が小さい…というのは有利だ

ウチの猫たちは6キロくらいある巨体
時々…妙なところへ入り込むが
さすがにネズミが入る隙には行けない

うまいこと
外に逃げのびてくれるといいんだが…
勝手口の猫窓を開く力はないだろう

かといって
この花粉の季節に
窓を開け放たれたのでは
こっちがたまらない

しかして…
ウチの中にいる方が
…まず食い物にもありつける

すっかり探すのをあきらめていると
台所の隅で何やら音がする
…まだ元気なようだ

人や猫が近づくと
ピタッと音はやんでしまうので
今もどこかに潜んでいる

そのうち…
残飯や猫のエサをあさって
猫くらい巨大になって
現れるんじゃなかろうか…

暖かくなって
近所の猫が騒ぎ出すと
ウチの猫たちは
二匹が交代で
勝手口の猫窓を監視してる

これじゃあネズミも逃げ出せないな

さて今年も事務所の駐車場には
ツバメが出入するようになった

うまく巣をよけて車を駐めないと
とんでもないことになる
ただでさえ…花粉で黄色くなってるのに

命が集まってくる
…と考えれば
何だか嬉しくもなるが
…面倒は増える

面倒と対等するのが
また命の仕事
…ということなんだろう

やっぱり…人生、日々更新

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