でじたけ流 教育論-時間が読める大人になる
 

でじたけ流“教育論”第1171回
時間が読める大人になる


生まれたこと自体
奇跡であるからして
その後何年も
生き長らえた人は
相当な能力を
持っているに違いない

ただし
能力というものは
訓練なくして
花開くことはできない

いきなり何かが
できてしまう天才なら
遅くとも10代で
その片鱗を見せているだろう

特別何もしていないのに
生まれ持ったもので
今いる自分を認めてもらおう
…などという都合のいいことを
真剣に考えいるから…挫折する

磨けば宝石になる石も
そのままにしておいたら…ただの石

勘の良さに頼っていたら
おそらく猫にも叶わない

生まれ持った能力は
遺産のようなもので…
無駄遣いをしていれば
すぐ消え失せてしまう

そういう焦りを
ようやく感じはじめるのは
放っておいても背が伸びる頃を
越えた辺りから

時間の読み方は
その人の能力によって異なる

訓練によって能力を伸ばし
30分かかっていたことが
10分でこなせる能力を
身につけていれば
より多くのことができる

しかし…放っておいたら
どんどん
できないことは増えていく

自分はそのままのつもりでいても
歳はとるし
世間は進んでいってしまうから

10分でできそうなことが
30分かかるようなら
20分早めにスタートしなければ
今いる場所に留まることは厳しい

時間が読めないことには
必要な時に
必要な場所へ
到達することは叶わない

時間の読むためには
自分の能力を見極めなければならない

毎年背が伸びている頃は
その数値で成長を感じられたが
肉体的な成長が止まった後
自分をどう客観的に評価できるかが
どれだけ大人になれているか
…ということだろう

時間が読めないと…
夢を叶えることはできない

こういう話を
子供たちに聞かせるには
自分が何かをやっていなければ
耳を貸してもらえない

やっぱり…人生、日々更新

Copyright 1998-2023 digitake.com. All Rights Reserved.


バックナンバー  人生日々更新 -Main-