正月…
独り暮らしの娘が帰ってきて
久しぶりに家族で
食事をしたり…映画を観たり
娘は今…
年間何本の映画を
観ることができるか
…ということに
挑戦しているらしい
アパートで映画を観るために
プロジェクタを買ったという
今回みんなでそろって観たのは
「刑事コロンボ/別れのワイン」
子供たちが小さな頃には
よく寝がけに映画を観た
チャップリンや
ウルトラマン・シリーズ
そして刑事コロンボなど
すべて父親の趣味
チャップリンやウルトラマンまでは
子供たちも喜んで観ていたが…
コロンボは
最初に殺人事件が起きるところまで
ドキドキしながら観ているが
たいてい
コロンボが登場する頃には
寝落ちしていた
そこで今回…
ちゃんとコロンボを見直そう
…ということになった
家族そろっての鑑賞会は
次の推理を口々にしながら
ワーワー言って映画を観る
とても作品に集中できないが
それはそれで楽しくはある
娘はノートに感想を書く
長男も同じようなことを
しているらしい
自分が感じたことを
書き起こしておくというのは
いい習慣だと思う
せっかく感じられたことを
流さずに
キチンと焼き付けておくことで
経験を無駄にしないで済む
娘は同じノートに
今年やりたいことも書き留めていた
去年
天候不良で途中下山を余儀なくされた
富士山への再チャレンジ…や
今年は何本映画を観る
…と書こうとしていたので
どうせなら今度は…
洋画を何本
邦画を何本
…とか
いつの年代の映画を何本
…とかにしたら?
…と口を挟んだ
書くことはまた
自分の考えを客観視するためにも
必要な行動である
どこまで考えることが
できているか…いないか
何がわかっていないのか
文字に起こすことで
漠然としたものが具体的になる
よく文章を書くのか苦手
…という人があるが
理由は簡単…書かないからだ
書かないから
何がわからないかも…わからない
自分では
わかっているつもりでいることも
他人が読んで理解できるようにと
書き起こそうとしてみると
案外…わかっていないことばかり
説明できないことは
…つまりわかっていないことの証
相手を惹きつけながら
人物の思いを伝える映画は
プレゼンテーションの手本だ
やっぱり…人生、日々更新