紅白歌合戦が近づくと
今年は誰が出る…とか
そういう話になる…が
近年は知らない歌手ばかりで
ほとんど見る気が起きない
むしろ大晦日くらい
早く寝てやろう…などと思う
大学院生の次男が
親切に流行歌手の
説明をしてくれるが…
ナンとか言うアニメの
主題歌だと言われても…
そのナンとか言うアニメが
何なのか…さっぱりわからん
次男がふと…
この歌手は珍しく
自分で歌を作らないで
歌だけ歌ってるんだ
…と言う
はて?
歌手って歌を歌うのが仕事で
すべてが
シンガーソングライター
…ってわけじゃないだろ
…そう返すと
えーっ!そうなの?
…と驚いていた
どうやら次男の世代にすれば
シンガーソングライターが当たり前で
歌だけ歌っている歌手が珍しいようだ
次男の常識の中では
おばあちゃんが好きな美空ひばりも
シンガーソングライターだと思ってたらしい
自分たちの世代にしてみれば
まずフォーク世代の
シンガーソングライターが登場して…
異端に思われていたことを知っている
しかし…
不自然…なんて
すぐに…自然になる
古くは
川端康成の小説も実は同じように
それまでとは違う
今となっては常識的な
自然な文体が…かつては不自然だった
よく…
最近の若い者は常識を知らない
…というが
常識を知らない…んじゃなくて
常識が違うんだ
携帯電話があるかないか…
インターネットがあるかないか…
それだけで生活習慣は大きく変わる
今やチャンネルは回すものではないが
ついつい…
まわして…と言ってしまう昭和世代
辞書を引くことが当たり前だった
90歳を過ぎたうちの父は時折…
おい!これインターネットで引いてくれ
…と言ってくる
やっぱり…人生、日々更新