人生100年時代
…というのは
ちょっと広告的な
大げさな話じゃないかな
せいぜい90年近く
現実的には
80年過ぎれば
御の字というところだろう
ま…仮に90年として
…大きく三分割
30までは
まぁ…子供でいられる
今は平和な時代
30から60までは
家庭を作ったり
仕事に追われたり
…何かと忙しい
さて…60から…
それこそ…第２の人生
残り３分の１が
第２の人生で…
デザートのような時代
…だと思いたいけれど
まだまだ
課せられていることは山ほど
サラリーマンじゃないから
それは仕方がないし
好き好んでやってることに
言い訳なんてありゃしない
還暦を迎えた今…
せめて自分がやっていることを
好き好んでやってる
…と言えなければ
今まで何をしてきたんだ？
…ってことになるじゃないか
頑張らなければならない方向も
頑張り方も…世代によって違う
若者が年寄りぶったり
年寄りが若者ぶるのは
タイミングを考えず
異なる世代の頑張り方で
たとえ頑張っているつもりでいても
不真面目な頑張り方というものだろう
年寄りになったことのない若者が
わからないまま
憧れでやっているのはまだ許せるが…
とっくに終わっている世代を模倣して
まだできるつもりになっているのは
…いささか哀れである
子供の感覚のまま
大人の技術や洞察も身につけず
ただ歳をとった…のでは
それこそ…
今まで何をしてきたんだ？
…ってことになるじゃないか
今があるのは
すべて過去の結果
１日の中だって同じ
朝メシをキチンと食わなければ
昼まで空腹はもたないし
昼を抜かしていたら夜まではもたない
今日できることを
明日に延ばしていたら
永遠に…明日は来ない
うまいデザートが食えるか？
うまそうに
デザートを食っているところを
次の世代に
見せつけることができるか？
やっぱり…人生、日々更新
