でじたけ流 教育論-朝猫
 

でじたけ流“教育論”第1148回
朝猫



雨戸を開くと
猫が待ち構えていることか間々ある

まだ朝メシをもらっていない時は
たいてい雨戸が開くのを待っている

うちには下田産の猫が2匹いる
もう6〜7年になる

最初は車が危ないから
外に出すのをやめようとした

やがて大きくなってきて
さすがに家の中だけに居させるのが
難しくなってきて…

じゃあ紐を付けて散歩をしよう
…ともしたが

犬と違って
塀に飛び乗る猫は
そうはいかなかった

結局
勝手口に猫窓を付け
今は自由に出入りしている

時折外で出会うことがあるが
そういう時には
もの凄く警戒していて
家の者にも近づいて来ない

家の中では
邪魔なくらい
まとわりついて来るというのに

それくらいで
ちょうどいいとは思うが

一方
なかなか戻って来ないと思うと
近所の家に入り込んで
エサをねだっているらしい

とにかく
家の中は安全だ
…と思っていることは確かだ

家にいる時は
定番の段ボールに入ることも多いが

こう暑いと
床に腹を付けている方が
心地良いらしく
通り道を占拠する

それでも顔だけは
勝手口の猫窓を凝視して
他の猫が入って来ないか
見張っている風である

子供たちは帰って来ると
まず猫を探す

そしていれば…いじる

猫にとっては迷惑だが
それはペットの仕事である

カミさんは猫に向かって
自分を「お母さん」と呼んだりする

晩メシを食ってる私の膝に
猫が「おやつくれ」と言わんばかりに
のぼって来たりすると…

カミさんは…
お母さんがさっきあげたでしょ
…とか言う

いつかに猫のお母さんになったのか
すると私は猫のお父さんなのか

そんなことも思わずに
思わずそういう言葉が飛び出してくるのが
母性というものなのだろう

最近読みかけている
マーケティング関係の本に…

人は99%
意識外で行動している

…と書いてあった

理由や説明は
みんな後付け

それでも自分に
そして誰かにいつも
説明を求めてやまない

やっぱり…人生、日々更新

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