今、何をしている時が一番楽しいかと言うと・・・
話せる人たちと酒を酌み交わすのも楽しいが
実は・・・
家で大工仕事をしている時が一番楽しい。

"新でじべや"の寝室だったが外壁の向こうには、
すぐ隣の実家の土台となる壁があって、その間を物置にしていた。

今回、その物置を解体し・・・
あらためてブロックを積み、

解体直後

本格的な部屋として使えるよう、夜な夜な大工道具をふるっている。

考えてみると・・・
大工仕事ほど、知力も体力も同時に必要とする作業はないんじゃないだろうか?

もちろん、スポーツだって体力だけでなく、知力も大切だろうけど・・・
しょせん、決められたルールの中でのこと。

大工仕事の場合、自分で設計もしていたら・・・
機能からデザイン、そして施工の腕も必要だ。

現在

そういう意味では料理人にも近いものはあるかも知れないが・・・
料理人なら何十キロもあるセメントの袋をかつぐことはないだろう。

ここは「親父」の見せどころ・・・!
小学3年の長男をアシスタントに作業は進む。

さらに・・・
子供と大工仕事をしていて新鮮に思えるのは
・・・物の値段。

長男は記録係もしていて、日曜大工センターに同行した際には何をいくらで買ったかをノートにつける役だ。

ブロックは1個いくらくらいするものなのか?
釘はどういう単位で売られているのか?
石膏ボードのサイズと値段は?

無論、本物の大工を目指すわけでもないし
そこまで教えられるほど私にも知識や腕はない。

だけど、あらためて・・・
子供と一緒になって物の値段を確認していくのも楽しい作業だ。

物の価値は値段だけで決まるものではない。
しかし、それをある程度知らないと・・・何か判断を迫られた時に困ったり、最悪の場合、騙される。

はたして・・・
ブロック1個の値段を知ることが、いったいどんな場面で役立つのかはわからないけど、そんなこと言ったら学校で習うことなんて、大抵そうだからね。
むしろ・・・
円周率を知るよりも、将来役に立つかも知れない。