でじたけ流 教育論-ダブルワーカー
 

でじたけ流“教育論”第1129回
ダブルワーカー


今月、誕生日を迎える
独り暮らしの娘が日帰りで戻って来た

誕生会はその前に
一泊で戻った時にしたのだが
今回は新しい職に就くための
書類をとりに戻って来た

これまで就いていた
保育の仕事とは
まったく違う企業の
就職試験を受けたというので
転職する気か…と思ったら
そうではなく
保育士は続けながら
別の職業にも就く…と言う

人手不足の今
ダブルワークは
当たり前になって来ているようで
これまでの会社も
新しい会社も
その条件で正式に働けるようだ

もっとも自分だって
業務内容が異なる
2社の社長をしているし
その中でまた
本業とは言えないような
活動もしているのだから
ダブルどころかトリプル

もはやこれは
血筋としか言いようがない

ただ昭和生まれから見ると
ダブルワークが制度?として
企業のルールにあるというのは
ちょっと不思議な感じはする

ともあれ
2つの組織が了解の下で
自らの可能性を試すことができる
…というのは
大変いいことだと思う

こと
子供を育てる仕事をするなら
もっと世間を知る必要がある

学校を出て
そのまま学校で働いてる先生は多いが
学校を卒業していく生徒たちは
先生が知らない社会に出て行くわけで
それについて指導するためには
まず自らが世間を知らなければならない

さて
そんなこんなで
慌ただしく動いている娘は
誕生日当日には
実家に戻って来られそうにないが

この間戻った時には
冷蔵庫にあった食材を使って
家族の晩メシを作ると
さっさとアパートに帰って行った

そういうことに気づき
気づいたことに向けて
自分を確実に動かすことができれば
どこに行っても大丈夫だろう

そもそも日常生活の場では…
会社の仕事だけでなく
家庭での仕事もあれば
仲間内で任されていることもある

仕事がひとつしかない
…と思っている方が
むしろ不自然だとも考えられる

ONとOFFの切り替えや
休み方も工夫は必要だが

何かをOFFにしたら
何かがONになるというのが
生きているということだろう

やっぱり…人生、日々更新

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