でじたけ流 教育論-頑張る本能
 

でじたけ流“教育論”第1107回
頑張る本能


最近の若者は…
頑張らない
…んじゃなくて
頑張り方を知らない
…のかもな

頑張りたい…というのは
おそらく本能だ

本能が衰えているとしたら
道具が便利になり過ぎたせい

別段無理に頑張らなくたって
生きていけるのは平和のおかげ

それでも満たされないのは…
頑張るという本能が
機能できていないからだろう

頑張らない生き方が
もてはやされるのは
楽な生き方を
正当化してくれるからだろうが

頑張らない生き方を提唱して
みんなの気分をほぐそうとすることは
…決して楽ではないと思う

楽をしていて満足感は得られない

結局は
それまでの自分をかなぐり捨てて
頑張らないことには
新しいことは何もできないし
新しい出会いもない

毎日新しい人生を与えられてもね

頑張り方がわからないのだとしたら
見本を示せていない
周囲の先輩たちのせいだろう

ある程度まで頑張ったら
後は守りに入るのも人情

せっかくの蓄えも
つかえばすぐになくなってしまうし

でも…知識や経験は
つかわないと増えていかない

せっかく学校で習ったことを
つかわないでいたから
とっくに忘れてしまっているように

たくさん話していれば話がうまくなる
たくさん字を書けば字がうまくなる
やっていなければ…その逆

できるつもり
あるつもりでいるものも
使わなければ…やがて確実に朽ちていく

朽ちないために働く本能が
頑張るという本能に違いない

朽ちてくだけの悪しき見本になるか

それとも
使いこなして
あるべき健康的な本能を
見せつけることができるか

やっぱり…人生、日々更新

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