でじたけ流教育論-培うべきもの

でじたけ流“教育論”第1095回
培うべきもの

若さ…っていうのは
本当に馬鹿さでもあって

金もなければ経験もない
あるのは体力と
その体力に裏打ちされた
無鉄砲さだけ

ま…これは
自分をふりかえった場合
…だけど、ね

どんなに
学校の成績がよくても
実務経験はないから
金に結びつくにはほど遠い

経験を積むには時間がかかる
また
経験を通してでなければ
人脈というものもできてこない

人脈というのは
助けたり助けられたりして
出来上がっていくもの

同じクラスにいただけでは
共有する思い出はできても
何かを一緒に
乗り越えた経験とはならない

そこで若い時には
…金が欲しくなる

経験や人脈の代わりに
金があれば何とかなる
…と考えてしまう

いくら稼げたかが
自分の成績表であるかの如く

しかし
金のつかい方を知らないから
無駄に体力を使うように
金もまた無駄に消費してしまう

それも…人生経験だけど、ね

鉛筆１本
紙１枚で絵が描けない奴が
何万円もする
油画の道具を買いそろえたところで
絵が描けるようにはならないんだ

学校で教わるのは
概して道具の使い方

免許を取れば
車が欲しくなるように

道具の使い方を覚えると
まず自分専用の道具が
欲しくなるのは人情だけど

行きたい場所がなければ
車を走らせることはできない

自分が何かをできるようになれば
嫌でも誰かが
道具を差し出してくれるようになる

しょせんは金も
…道具に過ぎないと思う

やっぱり…人生、日々更新