でじたけ流 教育論-着続けられない子供服
 

でじたけ流“教育論”第1093回
着続けられない子供服


声の大きな人は

自分は普通だと思って
話しかけていたとしても
相手を不必要に
怖がらせてしまうもあるだろう

しかし

その声の大きさが
人の命を救うことにも
なるかもしれない

長所だと思いたい部分は
他人にとってみれば実は短所で

短所だと感じている部分を
長所にすることもできる

まず自分の特長を
客観的に知ることが重要だ

子供の頃は
知らないでやっていて
誰かを傷つけ
そして自分も傷つく

心の傷の深さは成長度に比例する

傷つくことを恐れて
何もしないでいると成長は望めない

大人も根本的には同じだ

同じではあるが…

大人になると柔軟性がなくなる一方
叱ってくれる人も少なくなる

そこで
自分の特長を
客観的に知ることが必要になるが

仕事は遅いが
残業しても文句は言わない
…といった風に

たいていは
長所が短所をカバーしてるだけ

でもそれだけでは

自分の力を発揮している
…ことにはならないね

長所も短所も
実際には便宜上のこと

同じ自分が
今やろうとしていることの中で
長所だけ発揮することも
短所だけで失敗することもない

結果どちらかが
勝って見えるだけのこと

長所が勝って見えるには

訓練が必要であること
…は言うまでもないが

短所を知って
事前に手を打つことも重要

私の声が大きいのは癖で
貴方を怖がらせようとしている
わけではないんです

…と
ひと言断りを入れておけば
相手に余計な思いをさせることはない

ようするに

短所をカバーするために必要なのは
短所を隠そうとすることではなく
…相手への気遣い

何を気遣うべきなのか
…自分の特性を知ること

いつまでも自分のことがわからない
…と言っていては大人になれない

子供服を
着続けようとしている大人が
笑われてしまうのは当然

子供服を着こなす
子供に対して何の説得力もない

そして
着続けようとした子供服は
やがて…破れてしまう

大人は
可愛い子供じゃなく
かっこいい大人をめざすべき

やっぱり…人生、日々更新

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