でじたけ流 教育論-見習う力
 

でじたけ流“教育論”第1090回
見習う力


学生時代も…そして今も
系統立てた勉強をしていない自分は

時折うまくいくと…

自分は天才じゃないか…と思い

例によって失敗すれば…

ちゃんと勉強してないから
やっぱダメだ…と落胆する

結局いつも
同じことの繰り返し

勉強の習慣は
若い頃につけておかなければ
どうにもならない

…という感じもするし

そもそも
持って生まれたもので

はたして
どこでどのように
才を発揮するか

…にかかっているようにも思う

どんなやり方をするにせよ
たとえ100の失敗があっても
確実な成功が1つでもあれば

食っていけるかどうかは
別として
とりあえず生きる勇気にはなる

さて

これだけイタい目をみていながら
習慣を見直そうとしない理由には

持って生まれたもののほかに…

学校の勉強は記憶力がモノを言うが
実社会では応用力がモノを言う

…という考えが根強いせいもある

むろん
基礎がなければ応用もなく
基礎こそ学校で身につけるモノ

…のはず…なのだが

大方
日常生活において必要な事柄は
理屈より先に見て覚え…
それを真似して…失敗して…
次第にできるようになっていくもの

歩き方だって言葉だって
何ひとつ理屈を知らず
何度も転んで身につけたモノだ

本来
教育期間というのは
失敗をしてもいい時間だと思う

…が
成績が悪いと叱られる
…ということが
教育本来の役割をねじ曲げ

失敗を恐れ
挑戦できないような人間を
作り上げてしまっているように思う

優秀な学校
優秀な組織には
優秀な先輩がいる

期待が持てるのは
そうした出会いであって
システムではないだろう

もし今の自分が
つまらないと思うなら…
凄いこと
面白いことをしている人を見つけて
ついていけばいい

同じことはできないけれど
もし
一緒にいることを許されたとしたら
それは
その凄い人にもできないモノを
自分も持っていることに
気づくことができるだろう

やっぱり…人生、日々更新

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