でじたけ流 教育論-役割とお年頃
 

でじたけ流“教育論”第1080回
役割とお年頃


人生の元旦を迎え
改めて思うこと…

若い頃の自分から見れば
相当な年寄りになっているわけだが
実は感覚はあまり変わっていない

いまだ家に帰って
自分に女房子供がいることが
まるでSFでも見ているように
不思議に感じられることさえあるくらい

しかしそこには
確実に自分の居場所がある

それは間違いなく幸せなことだ

人生が…
自分の居場所探し
…だと気づいたのは
もうかなり昔の話

その次に気づいたことは…
居場所は
探すものではなく作るものだ
…ということ

そして…
居場所を作るためには
役割を果たす必要がある

役割
…は言い換えれば
仕事
…ということになるが

金を稼ぐ
…というだけの
単純なものではなく

誰かの役に立つ
…という
もっと漠然とした
かなり繊細な
さらに英断をともなう
…無意識を必要とする仕事

素人ほど「自分の考え」を強調したがる

自分なんて…
意識しようがしまいが
最初からそこにあるもの

与えてもらったものを
あたかも
自分の力で
作り上げたように言うのは

経験や実績の不足による
自信のなさからくる
…虚勢に違いない

若い頃
馬鹿にされまいと
ついつい虚勢を張ってしまうのは
…つまりそういうこと

自分を隠していたのでは
これまた何事も続かないけれど

自分の
…痛みや
…プライドや
…快楽すら
忘れ去るくらいでないと
役に立つ仕事はできない

犠牲じゃない
それが
存在価値の証明

そしてボチボチ…

若い頃とは
違った形で
…証明したいお年頃

やっぱり…人生、日々更新

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