でじたけ流 教育論-独り時間のつかい方
 

でじたけ流“教育論”第1073回
独り時間のつかい方


最近
台所に立つことが多くなった
大学生の次男

自分で食べたいものは
自分で作ってみる…という発想

作り方は
YouTubeから教わっている

ちょっと前なら
そんなことばかりしていると
不健康な若者だと
烙印を押されていたところだろうが

コロナ禍にあっては
こんな風に
家にいる時間を
工夫して楽しめる方が
健康的で賢いと思われる

外に出ないと刺激を得られない…
誰かと会わないと時間をつぶせない…

そういう感覚こそむしろ
怠惰の極みに感じてしまう

それは何も
コロナ禍であろうがなかろうが
本来そういうものだろう

自分で出来ることをせずに
街の刺激に踊らされたり
自分と同じレベルの連中と
慰め合っているだけでは
…何者にもなれるはずはない

同じ時間の流れの中で…
ただ経験を羅列していくのか
訓練を積み重ねていくのか
…でその先は大きく変わる

このところ親父は何だか
YouTuberっぽいことをはじめて
リビングのテレビで親父の作品を
家族が鑑賞することも増えた

実に便利な時代になったものだ

しかしこれは何も
YouTubeがあるからできた
…ということだけでなく

趣味や仕事を通じて
長年やってきたことを
YouTubeという
新しい道具を使って
表現し直しただけのこと

自分の中に何かを持っていなければ
いかに優れた道具を得ようが…
どんなに偉い人と会おうが…
弾けることはできないだろう

ナマ部時も頑張る時も
独りの時間のつかい方が肝心

そのための時間が
今はたっぷりとあるはず

やっぱり…人生、日々更新

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