でじたけ流 教育論-真似
 

でじたけ流“教育論”第1068回
真似


親子に限らず
先輩後輩でも
テレビに出てる人と
見ている人でも

誰かの真似をしたい
…と思う理由は
大きく2つあると思う

憧れるから
…というのは理由ではない
理由から出た気持ちである

大きな理由のひとつは
…楽をしたいから

自分で苦しんだ末
導き出した考え
…ではなく
苦しみを回避して
そこに到達したい
…という安易な思いだ

それ故たいてい…
子供は親の悪いところが似る

楽な方をとった自分を棚に上げて
誰かもそうやっていると
他人のせいにする

何かのせいにすることで
また楽な方に行こうとする

それでは
いつまでたっても良くはならない

さてもうひとつ…
真似たい理由がある

それは…楽しそうだから

楽しい…ということと
楽をする…ということは
同じ漢字を書くが
意味合いがまったく異なる

楽しいことは…
決して楽ではないからだ

スポーツも音楽も
練習に苦しんだ末
できるようになった自分をつかんで
はじめて楽しいと言える

苦しくても山頂で朝日を浴びれば
また次の山に登りたくなるだろうが…
途中で諦めて下山したら
よほど悔しさを忘れぬ根性がない限り
もう二度と山には登らなくなるだろう

大変そうだけど楽しそう

親も先輩も
そいつを見せつけなきゃ

やっぱり…人生、日々更新

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