でじたけ流 教育論-純粋だから叱られる
 

でじたけ流“教育論”第1051回
純粋だから叱られる


これまで
聞いたことのなかった
三島由紀夫のインタビューを
YouTubeで聞いた

インタビューしているのは
高校生だというから驚いた

しかも実にわかりやすい

愛について…
公認されてしまうと純粋でなくなる
…と三島由紀夫は説明する

もの凄く腑に落ちた気がした

若い頃は何も認めてもらえない
どうすれば認めてもらえるのか
それすらわからない

故にその行動は純粋だ

世の中の仕組みや
風習が次第にわかってくると
いきなりそれを越えようと奮起する

その間幾度も
こっぴどく叱られる

そのうち叱られるのが嫌で
ルールだけを守るようになる

やがてすっかり
ルールに飼い慣らされてしまい
とりあえず認めてもらえそうな
楽な場所にいようと願うようになる

もうそこに純粋さはない

それでも
ハングリーで反社会的な
アーチストでも現れると
自分の分身を見いだしたように
喜びに酔い叫ぶ
ただし
叫んでいい場所を選びながら

自らの夢を実現するために
大人になりたかった…はずなのに
いつしか
純粋な夢を置き去りにし
叱られないように暮らすことで
大人になった気がしてる

社会で生きていくためには
社会に反することをしてはならない

でも…
自分に反してしまったら
自分の人生では
なくなってしまうだろう

社会に反しないところで
自己実現をしていくのが
…本当の大人だと思う

叱られそうだからやらない
…じゃ
意気地のない子供と変わらない

やっぱり…人生、日々更新

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