でじたけ流 教育論「勇気を伝えられるか」
 

でじたけ流“教育論”第1022回
「勇気を伝えられるか」


歴史上の人物から現代人へ…
先輩から後輩へ…
そして、親から子へ…

伝えるべきものは
Spirit…精神の在り方でしかないと思う。

経済的な財産も、
あったに越したことはないようだが、
そんなものは、すぐに消えてしまうし、
目に見えるものは、
かえって足かせになる場合が少なくない。

では、Spiritといかに伝えるか…?

それは話して伝わるものではない。
Spiritに関わらず、すべてのことは
行動で示す以外、伝えようがないんだ。

行動を起こすためには、
まず、何かに気づく必要がある。

恋愛だって、
自分が恋したことに気づくから、
次の行動が生まれるわけで…
恋したことに気づかずに
ラブレターを書く奴はいない。

そして、
Spiritを伝える上で重要なのが
…その気づきから逃げない姿勢。

安穏とした暮らしが揺らぐことを恐れ、
気づかないふりをして
やり過ごそうとすれば、
何の行動もできない…つまり、
伝えられることは何もなくなってしまう。

挑戦…と言うと、
何か特別なことで大げさに聞こえるが、
新しいことに挑むことが挑戦なら、
毎日、新しい日を迎えることは、
挑戦以外の何ものでもない。

挑戦も、老いも、
生きているうちは逃れられない宿命だ。

逃れようのないものから
逃れようとしている姿勢を
…伝えたいと思うか?
…そんなことで夢が叶うと思うか?

若者に夢を語らせる前に、
まず自分が
夢に向かって進む姿を見るしかない。

辛がっているところばかり見せたのでは、
みんな大人になることを拒むだけ。

拒むことができないものを
拒んでいる姿ほど不幸なものはない。

受け入れて、越えていくしかないんだ
…人生というやつは、ね。

勇気がなければ生きづらい。

やっぱり…人生、日々更新。

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