でじたけ流 教育論「台所実験室」
 

でじたけ流“教育論”第1020回
「台所実験室」


某チャンポン屋でバイトする
大学生の次男は、
家でもよく料理をする。

この間も豚の角煮を作った。
なかなか、いいツマミになった。

YouTubeの動画を参考に
作っているようだが…
本人としては、
もっと上手く作れるはずだったらしい。

端で見ていたカミさんによると、
理科の実験の如く、
一分一秒まで説明通りに作っているようだが

素材も違えば、
調理器具の違いもあるわけで、
そのあたりの臨機応変さは、
これから繰り返し訓練して
身につけるしかなさそうだ。

今は亡き生粋の理系だった義父も
晩年は料理にハマっていたそうだが…
料理本の「少々」という表現に
「何で何グラムと書かないんだ」と
腹を立てていたらしい。

そのDNAは確実に次男に受け継がれている。

私も「ものづくり」はかなり好きな方だが、
料理をしようとは、とても思わない。

理由は簡単。
作ってくれる人がいるから。

ほかにやってくれる人がいるのなら任せる。
自分は自分でしか
できないことのみに邁進する主義。

このDNAは確実に
娘に受け継がれているようで…

娘は弟が作った角煮を弁当に詰めて出勤してく。

やっぱり…人生、日々更新。

Copyright 1998-2020 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-