20000709

でじたけ流 教育論第7回 ソつき娘と直息子


少し前、幼稚園の年少組に通う娘の父母懇談会が出たカミさんが先生に言われた。

「明日はディズニーランドですってねぇ、楽しみですねぇ」

カミさんはポカンとしてしまった。我が家には、そんな予定はなかったのだ。

それは先生の思い違いでも何でもなく・・・確かに娘が先生に言ったコトらしい。
娘に尋ねると・・・「だって行きたいと思ったんだモン」と答えた。

親としては何とか連れて行ってやりたい・・・とも思うのだが。
最近、富みに口数の多くなった娘は、まるで思いついたコトなら何でも口にするといった感じで。
最も"親譲り"と言われてしまえば、それまでだけど・・・。

しかも3歳の子供が思いつくコトには、夢と現実の区別もない。

目を覚ますなり3つ年上の兄貴に向かって「さっき取ったヤツ、かえしてよ!」と怒鳴りまくるコトさえある。
何だか、いつでも兄妹ゲンカをしている夢をみているようだ。

長男作それが原因で朝から布団の上で、またケンカがはじまる。

だいたい、ここまでの様子を私は隣の布団で夢うつつ状態で聞いている。
どう考えても先にケンカをふっかけているのは娘の方なのだが、息子はつい力づくで抵抗してしまい・・・。
挙げ句、娘は大泣きをする。
で、この時点でもうやかましくて寝ていられなくなった私が怒鳴りつけるのは・・・やっぱり息子の方だ。

ケンカの原因はわかる・・・かと言って、泣き出した娘に今さら何を言っても、もうおさまらない。
おさめる唯一の方法は「お兄ちゃん」を叱るコトなのだ。

兄貴というのは実にソンな役回りであるコトが多い。
私も息子と同じ立場だったので、それはよくわかっているつもりだ。
しかし、歳が倍も離れている妹に向かって、ついカッとなって手を出した時点で親から怒られるのは100%兄の方。

では、上が女で下が男だったら、どうだろう? それでもやっぱり上の叱るだろうか?

取っ組み合いのケンカにでもなれば、やっぱり圧倒的に力の強い上の方をまず叱るだろうが・・・。
ひょっとしたら下に向かって「男のクセに何だ!」と怒鳴ってしまう、かも知れない。

間もなく生後9ヶ月になる次男が、ハイハイをはじめた。
ついこの間まで、腹這いになって・・・出っぱった腹を中心にグルグル回っているだけだったが、尻が持ち上げられるようになり、ようやく前に進むようになった。
とはいえ、まだ意識しないと手が前に出ない感じで、カクカクとぎこちなく・・・まるでロボット犬のアイボが歩いているようだ。・・・姉弟ゲンカ参戦の日も近い。

私の持論は、こうだ。
「男は鍛えなければ男になれないが、女は放っておいても女になる」

その根拠は? と聞かれると、まぁいろいろあるけど・・・。
基本的には、女性には本能的な強さを感じる・・・ってコトが一番かな。
ちょっと極端かも知れないけれど、女はもともと強いけど、男は強くなろうとしないとなれないと言うか。

「か弱い女性」というのは、その指の細さ、腕の細さからくるイメージの問題で「生きていくための強さ」を比べたら、男性よりもずっと上。
柔軟性もあれば、逞しさだって兼ね備えていると思う。だから子供が産めるんだろうね。

つい先日は今年小学生になった息子の父母懇談会にカミさんが行ってきた。
教室の壁には「夏休みの計画」と題された子供たちの2〜3行の作文が貼り出されていたらしい。

「サイパンに行って、うみで泳ぎます」なんて書かれたモノがあっりして、スゴイなぁ・・・と思いつつ我が息子の書いたモノを探すと・・・。
「ダイエーに行って、コーラを買います」・・・だって。

ヘプシマンのボトルキャップを集めている息子にとっては、それが最良の夏休みと思えたかも知れないが。
それにしても・・・ウ〜ン。

やっぱり親も鍛えないと親らしくはなれないか、な(^^;


でじたけ流 教育論

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